組み込みの URL クラスは URL の作成や解析に関する便利なインタフェースを提供します。
なお、必ずしもこれを使う必要はありません。厳密に URL
オブジェクトを必要とするネットワークメソッドはなく、文字列でも十分です。しかし非常に役立つときもあります。
URL を作成する
新しい URL オブジェクトを作成する構文です:
new URL(url, [base])
url
– テキスト url ですbase
–url
のオプションのベースです
URL
オブジェクトを使うと、すぐにその構成要素にアクセスできます。そのため、これは url を解析する良い方法です。e.g:
let url = new URL('https://javascript.info/url');
alert(url.protocol); // https:
alert(url.host); // javascript.info
alert(url.pathname); // /url
チートシートです:
href
は完全な url,url.toString()
と同じです。protocol
はコロン:
で終わります。search
ははてな?
から始まります。hash
はハッシュ#
から始まります。- HTTP 認証がある場合、
user
とpassword
プロパティもあります。
また、相対 url を作成するときにも利用できます。この場合は2つ目の引数を使います:
let url = new URL('profile/admin', 'https://javascript.info');
alert(url); // https://javascript.info/profile/admin
url = new URL('tester', url); // 現在の url パスに基準にして `tester` に移動します
alert(url); // https://javascript.info/profile/tester
文字列の代わりにどこでも
URL
を使うことができますURL
オブジェクト は fetch
や XMLHttpRequest
, 文字列の url が期待されているところならどこでも使うことができます。
ほぼ大多数のメソッドは、自動的に文字列に変換します。
SearchParams
与えられた検索パラメータで url を作成したいとしましょう、例えば https://google.com/search?query=value
です。
これらは正しくエンコードされている必要があります。
非常に古いブラウザでは、URL
が登場する以前、組み込み関数 encodeURIComponent/decodeURIComponent
を使っていました。
いま、それらは必要ありません: url.searchParams
はURLSearchParams型のオブジェクトです。
これは検索パラメータに対して便利なメソッドを提供しています。:
append(name, value)
– パラメータを追加します,delete(name)
– パラメータを削除します,get(name)
– パラメータを取得します,getAll(name)
– 指定した name のすべてのパラメータを取得します(e.g.?user=John&user=Pete
など複数ある場合),has(name)
– パラメータが存在するかをチェックします,set(name, value)
– パラメータを設定/置き換えます,sort()
– name でパラメータをソートします。めったに必要とされません,- …また、
Map
のように反復可能です.
そのため、URL
オブジェクトは url パラメータを操作するための簡単な方法も提供します。
例:
let url = new URL('https://google.com/search');
url.searchParams.set('query', 'test me!');
alert(url); // https://google.com/search?query=test+me%21
url.searchParams.set('tbs', 'qdr:y'); // add param for date range: past year
alert(url); // https://google.com/search?query=test+me%21&tbs=qdr%3Ay
// iterate over search parameters (decoded)
for(let [name, value] of url.searchParams) {
alert(`${name}=${value}`); // query=test me!, then tbs=qdr:y
}
コメント
<code>
タグを使ってください。複数行の場合は<pre>
を、10行を超える場合にはサンドボックスを使ってください(plnkr, JSBin, codepen…)。