12日 七月 2020

BigInt

A recent addition
This is a recent addition to the language. You can find the current state of support at https://caniuse.com/#feat=bigint.

BigInt は任意の長さの整数をサポートする特別な数値型です。

bigint は n を整数リテラルの末尾に追加するか、文字列や数字などから bigint を作成する関数 BigInt を呼び出すことによって生成されます。

const bigint = 1234567890123456789012345678901234567890n;

const sameBigint = BigInt("1234567890123456789012345678901234567890");

const bigintFromNumber = BigInt(10); // 10n と同じ

算術演算子

BigInt はほぼ通常の数値のように扱うことができます。例えば:

alert(1n + 2n); // 3

alert(5n / 2n); // 2

注意: 除算 5/2 は小数部分なしでゼロに向かって丸められた結果を返します。すべての bigint に対する操作は bigint を返します。

bigint と通常の数値を混在させることはできません:

alert(1n + 2); // Error: BigInt と他の型を混ぜることはできません

必要なら明示的な変換が必要です: 次のように BigInt()Number() を利用します:

let bigint = 1n;
let number = 2;

// number から bigint へ
alert(bigint + BigInt(number)); // 3

// bigint から number へ
alert(Number(bigint) + number); // 3

変換操作は常に粛々と行われ、決してエラーになりません。が、bigint が大きすぎて数値型にフィットしない場合、余分なビットが切り捨てられるため、このような変換には注意が必要です。

bigint では単項プラスはサポートされていません。

単項プラス演算子 +valuevalue を数値に変換するためのよく知られた方法です。

混乱を避けるため、bigint ではサポートされていません:

let bigint = 1n;

alert( +bigint ); // error

したがって、bigint を数値に変換する場合には Number() を使用してください。

比較

<, > のような比較は bigint と数値でうまく機能します:

alert( 2n > 1n ); // true

alert( 2n > 1 ); // true

ですが注意してください。数値と bigint は異なる型なので、等価 == にはなりますが、厳密等価 === にはなりません。

alert( 1 == 1n ); // true

alert( 1 === 1n ); // false

Boolean 操作

if や他の boolean 操作内では、bigint は数値のように振る舞います。

例えば、if では bigint 0n は偽であり、他の値は真です:

if (0n) {
  // 実行されることはありません
}

bigint を利用した ||, && などの boolean 操作も数値と同じように動作します:

alert( 1n || 2 ); // 1 (1n は真とみなされます)

alert( 0n || 2 ); // 2 (0n は偽とみなされます)

Polyfills

bigint のポリフィルには注意が必要です。理由は +, - などの多くの JavaScript 演算子は通常の数値の場合と比較して、bigint での動作は異なるためです。

例えば、bigint の除算は常に bigint を返します(必要に応じて丸められます)。

このような振る舞いをエミュレートするために、ポリフィルはコードを分析し、そのようなすべての演算子をその関数に置き換える必要があります。ですが、それをするのは面倒であり、多くのパフォーマンスコストがかかります。

そのため、よく知られている、良いポリフィルはありません。

ですが、その逆は JSBI ライブラリの開発者により提案されています。

このライブラリは独自のメソッドを使用して大きな数字を実装しています。我々は、ネイティブの bigint の代わりにこれが利用できます:

操作 ネイティブ BigInt JSBI
数値から作成 a = BigInt(789) a = JSBI.BigInt(789)
足し算 c = a + b c = JSBI.add(a, b)
引き算 c = a - b c = JSBI.subtract(a, b)

…そしてポリフィル(Babelプラグイン)を使用して、JSBI呼び出しをブラウザがサポートしているネイティブ bigint に変換します。

つまり、このアプローチはネイティブの bigint の代わりに JSBI でコードを書くことを提案しています。しかし、JSBI は内部的には bigint と同じように数値を処理し、仕様にしがたってエミュレートするので、このコードは “bigint対応” になります。

このようなJSBIコードは、bigintをサポートしていないエンジンとサポートしているエンジンに “そのまま” 使用できます。ポリフィルは、呼び出しをネイティブbigintに変換します。

参照

チュートリアルマップ

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